Haruka Furusaka | ふるさかはるか

空中山荘 24節気_小満

  • 05.21.2021


【小満】藍の種を撒いてからままならぬことがあり、右往左往している間にも藍は土から栄養を吸い、日の光を浴び、ぐいぐい伸びる。頼もしいものだ。
今年は落穂から発芽した藍をそのまま育ててみているのだけど、菜園の広さに対して発芽した藍の数がちょうど良いでは?と思う。とはいえその配置はまばらなので、畝になるよう藍を植え替え、ついでに土よせと追肥をした。プランターに種撒きをしなくても十分だったのかもしれない。

今年は梅雨が早すぎた。いつからか、季節が少しずつ早まっているのでは?と思いながら少し早めに虫干ししたり、漬物をつけたりするのが習慣になりつつあったが、そのくらいがちょうどよくなった気がする。長雨でしばらく放っておいた藍にアブラムシがついた。毎朝虫のつかないよう藍の葉裏を確かめる。そして日中雨が降れば、木版画の場合は摺り日和なのだ。

 

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