Haruka Furusaka | ふるさかはるか

空中山荘 24節気_夏至

  • 06.21.2021


【夏至】今年の藍はアブラムシにやられっぱなしだけど、丈は40-50センチに成長していて、あと1ヶ月もすれば絵具づくりができるだろう。肥料を撒いておこう。

初夏は土を精製する。真夏だと暑すぎるから今のうちだ。そうすれば梅雨明けに泥水を天日に干して一気に乾燥させることができる。雨水をためておけば、土を水で濾すのにちょうどいい。楽するためにせっせと働く。

初夏の色といえば赤紫蘇。梅干を作り始めてからかれこれ17年ほどになる。梅漬けのお供の赤紫蘇が余ると、干してふりかけにするのがポピュラーだけど、案外食べきれない。今年は赤紫蘇を使って柴漬けを作るのを覚えた。庭に勝手に生えてくる青しそど混ぜて作ると、香りも色もまさに柴漬けになる。赤紫蘇を酸と混ぜ合わせると冴えた色に変化するのは見飽きない。

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